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山口冨士夫さん逝く

俺がこの訃報に出くわしたのは土曜日の朝。
失礼ながら、他の誰かと勘違いしていたようで、
既に亡くなっているものと思い込んでいた。
闘病生活を続けながらライブも続けていたようで、
周りの方々にしてみれば唐突な死であったに違いない。

「村八分」の山口冨士夫さん死去 路上で突き飛ばされる」

「村八分」「裸のラリーズ」などのロックバンドで活躍したミュージシャンの山口冨士夫さんが14日、都内の病院で死去した。64歳だった。
警視庁福生署によると、山口さんは先月14日深夜、東京都福生市の路上で、米国人の大学生の男(32)に突き飛ばされて後頭部を打った。病院で急性硬膜下血腫と診断され、一時意識不明の状態だったという。男は傷害容疑で逮捕され、今月9日に傷害罪で起訴された。
1967年に「ザ・ダイナマイツ」のギタリス トでデビュー。69年に故・柴田和志さんらと「村八分」を結成し、「はっぴいえんど」などと共に、当時は珍しかった日本語のロックを展開した。葬儀は近親者のみで営み、後日、お別れの会を開く。
asahi.com(2013年8月15日18時5分)


亡くなったという事実だけではなく、
突き飛ばされた時の怪我が元で亡くなったという
現実を突き付けられ、ショックは増すばかり。
波乱の人生の最期にせめて安らかな死を。
そう願ってはいけないのか?
神はあまりにも非情だ。

大学に入って間もなくの、ある土曜日の晩。
クラスが一緒で、友人になったばかりのYと
渋谷のセンター街にあった天下一品で食事していた。
店の奥の方では、先客が賑やかに飲み食いしていた。

その中の、外国人と見紛うばかりの彫りの深い男が、
「お兄ちゃんたち、俺たち今からそこのライブハウスで
演るんだけど、見に来ない?」
と、唐突に話し掛けてきた。

俺はその一団の中にラスタ帽の人物を発見すると、
「レゲエですか?」と尋ねた。
「レゲエだってよー!」と楽しそうに男は笑い、
周りもどっと沸いた。
「面白いなあ。飲んでよ」と、ビールを勧められた。

ビールまでごちそうになってしまい、こりゃ
ライブに行かないとまずいかな?とも思ったが、
田舎から出てきたばかりの俺たち(Yは会津出身)は
ビビってしまい、オレたちひょうきん族も観たいし、
ゴメンナサイして帰ってきてしまった。

雑誌「ぴあ」で、「そこのライブハウス」こと、
「渋谷屋根裏」をチェックすると、
男は当時既に伝説となりつつあった、
山口冨士夫さんだと分かった。

あの日、もしノコノコ着いていったら?
今とは少し違う自分になっていたんじゃなかろうか?
人生は選択の連続だ。合掌。

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